脳卒中による麻痺からの復活を目指して プリセールスSEに復職した脳卒中サバイバー

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幸せな気持ち

ここ何日か足を痛めたり、退院後の心配事があったりと気持ちが落ち込んできていたので、自分を奮い立たせる内容の記事を吐き出させていただきます。

これまでの人生の中で、今でも「あー、俺、今幸せだわ、満たされてる、もう死んでも良いくらい」と思った瞬間を覚えている。それは、まだ30代のある朝、出勤前に前日残したチューハイを飲み干して、ほろ酔い気分で気持ち良くなりながら、出勤して駅に向かう間のこと(改めて文字におこすと、ドクズじゃねーか!)、快晴の空を見上げながら「妻がいて、子がいて、家も車も買って、仕事もあって、俺は幸せだ〜」と、若干のトランス状態だったその瞬間を覚えていてそれから時々その瞬間を思い出す。

だが今、自分の身体がこのような状態になって、あの瞬間を思い出して感じるのは、妻や子供の気持ちは何も考えずに独り幸せな気持ちに文字通り酔っていた自分の情けなさ、恥ずかしさ。

ただ、「クソ」がつくほど真面目にだけは(それ故に人としてつまらない)生きてきた俺に、神様は執行猶予をくれたようだ。住宅ローンの完済と、息子を大人(大学卒業と自分の中では決めている)になるまで養うこと、妻の老後の資金をある程度貯める事(最近言われてる2,000万円はキツいと思うが)、これらを成し遂げる機会をいただいた。もし成し遂げられたら、今度は酒の力を借りずに、しかも、妻と子供に対して最低限の仕事したと自分の中で誇れて、もう一度あの幸せを感じられるのではと期待している。人間万事塞翁が馬というなら、このいただいた機会が俺にとっては得た馬なのだと思う。人間だから、一喜一憂はするだろうけど、その時その時でやるべき事はきっと目の前に分かりやすく置かれているから、それを一個一個、きちんとやっていこう。時々は逃げてもいいから、自暴自棄になったり、不必要に恐れないように心がけよう。

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